ストップロスを入れる重要性は分かった。
でも次に悩むのが、「どこに置けばいいのか分からない」という問題です。
なんとなく◯pips、なんとなく直近の価格。
こうした感覚的なストップロスは、相場のノイズに引っかかりやすく、結果として「切らされた」という感情を生みやすくなります。
ストップロスは、感情で決めるものではありません。
この記事では、FX初心者向けになぜストップロスには根拠が必要なのか、そしてどんな考え方で位置を決めればいいのかを解説します。
「切らされたトレード」を減らし、納得感のある損切りをできるようになっていきましょう。
なぜ根拠のないストップロスは機能しないのか
①なんとなく置いた損切りは狩られやすい
ストップロスを入れるようになった。
それ自体は、とても大きな進歩です。
ただし、次に多くの人がぶつかる壁があります。
「ストップロスばかりに引っかかる」
という悩みです。
この原因のほとんどは、
なんとなくの位置に損切りを置いていることにあります。
キリのいい数字。
自分が許容できそうなpips。
こうした理由で置いた損切りは、相場から見れば意味のない場所です。
②相場が否定された場所に置く必要がある
相場は、ランダムに動いているようで、実はとても素直です。
意味のある場所では反応し、
意味のない場所は簡単に通過します。
だからこそ、ストップロスは、
「ここまで来たら、この考えは否定される」
という場所に置かなければなりません。
ストップロスに必要な「根拠」とは何か
①トレードシナリオの崩壊ポイント
まず大前提として、
トレードには必ずシナリオがあります。
上に行くと思った理由。
下に行くと思った理由。
その理由が崩れる場所。
そこが、ストップロス候補です。
損切りは「負けのライン」ではなく「シナリオ終了ライン」。
②テクニカル的に意味のある場所
根拠のあるストップロスは、必ずテクニカルと結びついています。
直近の安値・高値。
水平線。
トレンドライン。
これらは、相場が意識している場所です。
そこを超えたら、流れが変わったと判断できます。
代表的なストップロスの置き方
①直近安値・高値の外側
最も基本的で、分かりやすい方法です。
買いなら、直近安値の下。
売りなら、直近高値の上。
ここを超えたら、トレンドの継続は疑わしくなります。
多くの人が意識する場所=根拠になる。
②サポート・レジスタンスの外側
第7話・第8話で学んだ水平線も、強力な根拠になります。
サポートの下。
レジスタンスの上。
ここを抜けたら、役割転換やトレンド転換が疑われます。
初心者がやりがちな根拠のズレ
①損失額から逆算する
「このくらいなら耐えられる」
「〇pipsまでならOK」
この考え方は、非常に危険です。
先に決めるべきは、相場の否定ポイントです。
金額は、その後に調整します。
②狩られたくないから広くする
損切りが怖くて、必要以上に広く置く。
これも失敗パターンです。
根拠がない広い損切りは、ただの先延ばしです。
根拠あるストップロスがもたらす変化
①損切りが怖くなくなる
「ここを超えたら間違い」
と納得できていれば、損切りは怖くありません。
感情ではなく、ルールだからです。
②トレードの検証ができるようになる
根拠があれば、振り返りができます。
なぜ負けたのか。
どこが間違っていたのか。
これが、成長につながります。
次に学ぶべきこと
ここまでで、損切りの考え方はかなり完成しました。
次回は、いよいよ「利益確定」について解説します。
どこで逃げるかと同じくらい、どこで利益を取るかは重要です。
ここから、トレードの完成度が一気に上がります。
まとめ|ストップロスは「価格の意味」で決める
ストップロスは、適当に距離を取って置くものではありません。
その価格を超えたら、「自分のシナリオが崩れた」と判断できる場所に置くことが大切です。
反転ポイント、直近の高値・安値、意識されている水平線。
こうした根拠のある価格帯を基準にすることで、ストップロスは“ただの損切り”ではなく、トレード判断の一部になります。
納得できる損切りができるようになると、トレードのメンタルは一気に安定します。
次回は、「どこで利益確定をするべきか」という、もうひとつの大きなテーマについて考えていきましょう。