トレンドラインを引けるようになると、「この線を信じていいのか?」と迷う場面が出てきます。
きれいに引けたはずのラインを、価格があっさり割ってしまうこともあるでしょう。
そこで「トレンドラインは使えない」と感じてしまう人も少なくありません。
ですが、トレンドラインは一度引いたら終わりのものではありません。
相場の動きに合わせて、何度も引き直しながら使っていくものです。
この記事では、応用編としてなぜトレンドラインを引き直す必要があるのか、どんなときに見直すべきなのかを解説します。
線に相場を合わせるのではなく、相場に合わせて線を更新する感覚を身につけていきましょう。
なぜトレンドラインを引き直す必要があるのか
①相場は常に同じ形では進まない
トレンドラインを一度引くと、
「このラインが正解だ」
と思ってしまいがちです。
しかし、相場は生き物です。
勢いが強まることもあれば、弱まることもあります。
その変化に合わせて、
トレンドの角度やリズムも変わっていく
のが普通です。
②最初のラインに固執するとズレる
価格が何度もラインを割る。
でも「トレンドは続いているはず」と考えてしまう。
これは、ラインに執着している状態です。
見るべきなのは、
ラインではなく、価格の動きそのもの。
ラインは価格に合わせて調整するもの
だと理解しましょう。
トレンドラインを引き直すタイミング
①安値・高値の切り上げ方が変わったとき
上昇トレンドでは、
安値が切り上がっていきます。
その切り上げ方が、
急になったり、緩やかになったりしたら、
ラインを引き直すサインです。
以前のラインに合わなくなったら、
無理に合わせないことが大切です。
②明確に割ったあともトレンドが続くとき
トレンドラインを一度割った。
しかし、その後も高値・安値は更新している。
この場合、
トレンドが終わったとは限りません。
単に、角度が変わっただけの可能性があります。
新しいリズムに合わせて引き直す
という発想が重要です。
引き直すときの考え方
①より多く価格が反応するラインを優先
トレンドラインは、
「正確さ」より「実用性」が大事です。
多少ズレていても、
多くのローソク足が反応しているなら、
そのラインは意味があります。
完璧な一本を探さない
ことがポイントです。
②角度が急すぎるラインは疑う
急角度のトレンドラインは、
長く続きません。
勢いが落ちれば、すぐに割られます。
その場合は、
一段緩やかなラインを引き直すことで、
相場の本当のリズムが見えてきます。
引き直したトレンドラインの使い方
①新しい押し目・戻りの基準にする
引き直したラインは、
その時点での「最新の流れ」を表しています。
そのライン付近での反応は、
押し目・戻りとして十分に機能します。
過去のラインよりも、
今のラインを信頼しましょう。
②ライン割れの判断が明確になる
何度も引き直していると、
「本当に割れた」瞬間が分かりやすくなります。
最新のラインを、
明確に割り、戻っても抑えられる。
この形が出たら、
トレンド転換を疑う段階です。
初心者がやりがちな間違い
①引き直す=間違いだと思ってしまう
ラインを引き直すと、
「最初の判断が間違っていた」と感じるかもしれません。
しかし、それは違います。
相場が変化しただけです。
柔軟に修正できる方が正解
なのです。
②過去のラインをすべて消してしまう
過去のラインには、
過去の相場参加者の意識が残っています。
すべて消すのではなく、
補助的に残しておくと、
重要な節目が見えてくることもあります。
次に学ぶべきこと
トレンドラインを引き直せるようになると、
相場の変化に置いていかれなくなります。
次回は、
このトレンドラインを使った具体的なトレード方法を解説します。
エントリーと決済の精度を、さらに高めていきましょう。
まとめ|トレンドラインは「固定する線」ではない
トレンドラインは、相場の流れを一時的に整理するための目安です。
相場は常に変化するため、同じラインがずっと機能し続けることはほとんどありません。
高値や安値の付き方が変わったと感じたら、遠慮せずに引き直すことが大切です。
トレンドラインに固執しないことが、結果的にトレンドを正しく捉えることにつながります。
線を守るのではなく、流れを追いかける。
この感覚を持てるようになると、トレンドラインは非常に心強い判断材料になります。
次回は、こうしたトレンドラインを実際のエントリー判断にどう使うかを、具体的に見ていきましょう。
【投資に関する注意】
本記事の内容は、筆者の個人的な見解であり、特定の通貨ペアや金融商品の売買を推奨するものではありません。
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