移動平均線を使い始めると、必ず出てくる疑問があります。
「期間は、いくつに設定すればいいのか?」
短期・中期・長期といった言葉はよく聞きますが、なぜ期間を変えるだけで、見える相場が変わるのでしょうか。
移動平均線の期間は、正解を探すものではありません。
それぞれの期間が、「どの時間軸の参加者の動きを見ているか」を表しているだけです。
この記事では、インジケーター編として、移動平均線の期間によって何が変わり、どんな違いが生まれるのかを整理して解説します。
設定に迷わなくなるための「考え方」を身につけていきましょう。
なぜ移動平均線の期間で悩む人が多いのか
①正解がたくさんあるように見えるから
移動平均線を設定しようとすると、
5、10、20、25、50、75、100、200…
さまざまな期間が候補に出てきます。
どれが正解なのか分からず、
迷ってしまうのは当然です。
しかし、
移動平均線に絶対的な正解はありません
考え方を理解することが重要です。
移動平均線の期間が意味するもの
①期間=どの時間軸を重視するか
移動平均線の期間は、
「どれくらい過去までさかのぼって平均を取るか」
を表しています。
短い期間なら、
直近の値動きに敏感。
長い期間なら、
大きな流れを重視。
期間は視点の違い
だと理解してください。
短期の移動平均線の特徴
①反応が早いがダマシも多い
5期間や10期間などの短期線は、
価格の変化に素早く反応します。
エントリーのタイミングは早くなりますが、
レンジ相場では、何度も抜けたり戻ったりします。
そのため、
単体で使うのは危険
です。
中期の移動平均線の特徴
①最もバランスが良い
20期間や25期間の移動平均線は、
多くのトレーダーが使っています。
反応が早すぎず、遅すぎない。
押し目や戻りも判断しやすい。
初心者が最初に使うならこのゾーン
がおすすめです。
長期の移動平均線の特徴
①大きな流れを見るための線
75、100、200期間などの長期線は、
相場全体の大きな流れを示します。
価格がこの線を上にあるか下にあるかで、
環境認識に使われることが多いです。
エントリーよりも、
方向フィルターとして使う
のが基本です。
なぜ人によって使う期間が違うのか
トレーダーによって、
見る時間足が違います。
デイトレなのか、スイングなのか。
その違いが、
使う移動平均線の期間にも影響します。
だから、
「この期間が正解」という話は成立しません。
初心者におすすめの考え方
初心者のうちは、
移動平均線を増やしすぎないことが重要です。
まずは、
中期1本+長期1本。
例えば、20期間と75期間。
この組み合わせで十分です。
見える情報を減らすことで、
判断はむしろ速くなります。
期間よりも大切なこと
移動平均線で最も大切なのは、
期間の数字そのものではありません。
同じ期間を使い続けること。
自分の判断基準を固定すること。
一貫性こそが最大の武器
になります。
次に学ぶべきこと
移動平均線の期間を理解したら、
次は、どの時間足でも機能しやすい移動平均線について学びます。
時間足をまたいだ見方を、身につけていきましょう。
まとめ|移動平均線の期間は「相場を見る視点の違い」
移動平均線の期間に、絶対的な正解はありません。
期間が短ければ短期的な値動きを、長ければ長期的な流れを反映しやすくなります。
つまり、期間の違いは「どの時間軸の参加者の意識を見ているか」の違いです。
移動平均線の期間を変えることは、相場の見方を切り替えることとも言えます。
大切なのは、他人と同じ設定を使うことではなく、自分がどの時間軸でトレードしているのかを意識することです。
まずは、自分のトレードスタイルに合った期間を決め、その見え方に慣れることを優先してください。
次回は、時間足が変わっても意識されやすい移動平均線について解説していきます。
【投資に関する注意】
本記事の内容は、筆者の個人的な見解であり、特定の通貨ペアや金融商品の売買を推奨するものではありません。
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