移動平均線を使って相場の流れを把握できるようになると、次に気になってくるのが「値動きの広がり」です。
同じトレンド方向でも、勢いが強い場面と、落ち着いている場面では、価格の動き方が大きく変わります。
その「値動きの幅」を視覚的に捉えるために使われるのが、ボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、価格がどれくらい拡散しているかを示してくれます。
この記事では、インジケーター編としてまずボリンジャーバンドを表示させ、どんな情報を持っている指標なのかを整理します。
売買ルールを考える前に、ボリンジャーバンドが何を表しているのかを正しく理解していきましょう。
なぜボリンジャーバンドを使うのか
①相場の勢いは目に見えない
チャートを見ていると、
「今は動きそう」「なんとなく静か」
と感じることがあります。
しかし、その感覚は人によってブレやすく、
判断の根拠としては弱いものです。
ボリンジャーバンドは、
相場の勢いを「見える形」にしてくれる指標
です。
ボリンジャーバンドとは何か
①移動平均線+値動きの幅
ボリンジャーバンドは、
中央の移動平均線と、
その上下に引かれたバンドで構成されています。
中央の線は、
基本的に20期間の移動平均線です。
上下のバンドは、
価格の散らばり具合を元に計算されています。
平均からどれだけ離れているか
を見る指標だと考えてください。
まずは表示してみよう
①デフォルト設定で十分
ボリンジャーバンドを使う際、
最初から細かい設定をいじる必要はありません。
多くのチャートツールでは、
期間20、±2σが初期設定になっています。
これは、
世界中のトレーダーが共通して見ている設定です。
まずは同じものを見る
ことが大切です。
ボリンジャーバンドで分かること
①バンドが広がる=相場が動き出している
ボリンジャーバンドが、
外に向かって広がっている状態。
これは、
相場の値動きが大きくなっているサインです。
トレンドが発生、
もしくは加速している可能性があります。
動く相場かどうかを判断できる
のが大きなメリットです。
②バンドが狭い=エネルギーを溜めている
バンドがギュッと縮まっている状態。
これは、
相場が静かで、方向感がない状態です。
ただし、
この状態は永遠に続きません。
次に、
大きく動き出す前触れになることも多いです。
初心者がまず見るべきポイント
①価格がバンドのどこにいるか
価格が、
上のバンド付近にあるのか。
中央付近なのか。
下のバンド付近なのか。
まずは、
この位置関係を見る癖をつけましょう。
これだけでも、
相場の状態が分かりやすくなります。
やってはいけない勘違い
①上のバンド=売り、下のバンド=買いではない
ボリンジャーバンドを表示すると、
つい考えてしまうのが、
「上に来たら売り、下に来たら買い」
という発想です。
しかし、
トレンド相場では、価格はバンドに沿って動き続けます。
表示しただけで逆張りしない
ことが重要です。
この回の目的
第30話では、
「ボリンジャーバンドを表示して、相場の状態を見る」
ことがゴールです。
まだ、
具体的な売買ルールは考えなくて大丈夫です。
次回から、
レンジ相場・トレンド相場での具体的な使い方を解説します。
次に学ぶべきこと
次回は、
ボリンジャーバンドの特徴をさらに深掘りします。
どんな場面で力を発揮するのかを理解していきましょう。
まとめ|ボリンジャーバンドは「値動きの広さ」を見る指標
ボリンジャーバンドは、相場の方向を直接教えてくれる指標ではありません。
移動平均線を中心に、価格がどれくらい大きく動いているかを示すための指標です。
バンドが広がっているときは値動きが活発で、狭くなっているときはエネルギーが溜まっている状態と考えられます。
ボリンジャーバンドは「どちらに動くか」よりも、「どれくらい動いているか」を知るための道具です。
ラインや移動平均線と組み合わせることで、相場の状態をより立体的に把握できるようになります。
次回は、ボリンジャーバンドの特徴をもう少し深掘りし、相場との関係を整理していきます。
【投資に関する注意】
本記事の内容は、筆者の個人的な見解であり、特定の通貨ペアや金融商品の売買を推奨するものではありません。
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