移動平均線やボリンジャーバンドに慣れてくると、「もっと多くの情報を一度に見られないか」と感じるようになります。
そこで登場するのが、一目均衡表です。
一目均衡表は、相場の方向・勢い・支持帯や抵抗帯を、ひとつの指標でまとめて確認できる特徴があります。
ただし、最初に表示すると「線が多くて分からない」と感じやすい指標でもあります。
この記事では、インジケーター編としてまず一目均衡表を表示させ、全体が何を示している指標なのかを整理します。
細かい使い方に入る前に、全体像をつかむところから始めていきましょう。
なぜ一目均衡表を学ぶ必要があるのか
①相場をもっと俯瞰して見たい段階に来ている
ここまで、
トレンドライン、移動平均線、ボリンジャーバンドと学んできました。
これらはすべて、
「今の価格がどう動いているか」を見る指標です。
一方で、
相場にはもう一つ大事な視点があります。
これから先、どちらに行きやすいのか
を考える視点です。
一目均衡表とはどんな指標なのか
①日本で生まれた総合テクニカル指標
一目均衡表は、
日本人が考案したテクニカル指標です。
特徴は、
1つの指標で多くの情報を同時に見られること。
トレンドの方向。
サポート・レジスタンス。
相場の勢い。
時間的なバランス。
これらを一目で把握する
ための指標です。
最初に感じる違和感について
①ごちゃごちゃして見えるのは正常
一目均衡表を初めて表示すると、
多くの人がこう感じます。
「線が多すぎて分からない」
「雲が邪魔に見える」
それで大丈夫です。
最初から理解しようとしなくて構いません。
まずは表示して慣れること
が、この回の目的です。
一目均衡表を構成する要素
①細かく理解する必要はない
一目均衡表には、
複数の線や雲があります。
ですが、
この段階で名前や計算方法を覚える必要はありません。
重要なのは、
「価格と雲の位置関係」を見ること。
雲の上か、雲の中か、雲の下か
これだけ意識してください。
まずは雲だけに注目する
①雲は強力なサポート・レジスタンス
一目均衡表の「雲」は、
多くのトレーダーに意識されています。
価格が雲の上にある場合。
基本的には、上昇しやすい地合いです。
価格が雲の下にある場合。
下落しやすい地合いになります。
雲は相場の“壁”のような存在
雲の中にいるときの考え方
①方向感が出にくいエリア
価格が雲の中にあるとき、
相場は方向感を失いやすくなります。
上にも下にも動きやすく、
ダマシも増えます。
この状態では、
無理にトレードする必要はありません。
雲の中は様子見ゾーン
と考えましょう。
他の指標と組み合わせる考え方
①方向認識のフィルターとして使う
一目均衡表は、
エントリータイミングを細かく教える指標ではありません。
どちらかというと、
「今は買い目線か、売り目線か」
を判断するためのものです。
これまで学んだ、
移動平均線やボリンジャーバンドと組み合わせることで、
無駄なトレードを減らせます。
この回のゴール
第34話のゴールは、
「一目均衡表を表示して、雲の位置を見る」
これだけです。
線の名前や理論は、
まだ覚えなくて大丈夫。
次回は、
一目均衡表を雲だけに絞って、具体的な使い方を解説します。
次に学ぶべきこと
次回は、
「一目均衡表は雲だけを使う」という考え方に進みます。
一気にシンプルになります。
まとめ|一目均衡表は「相場の全体像」を一度に見る指標
一目均衡表は、相場の方向感、勢い、そして意識されやすい価格帯をまとめて示してくれます。
その分、情報量が多く、最初は扱いづらく感じるかもしれません。
ですが、すべてを一度に使いこなそうとする必要はありません。
一目均衡表は「使いこなす指標」ではなく、「必要な部分だけを抜き出して使う指標」と考えることが大切です。
まずは表示させて、価格と各要素の位置関係を眺めるところから始めてみてください。
次回は、一目均衡表の中でも特に使いやすい「雲」に注目し、その考え方を整理していきます。
【投資に関する注意】
本記事の内容は、筆者の個人的な見解であり、特定の通貨ペアや金融商品の売買を推奨するものではありません。
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