水平線を引けるようになると、相場が止まりやすいポイントが見えてきます。
しかし実際のチャートでは、反発せずにそのまま価格が突き抜けていく場面も少なくありません。
このときに「さっき反転したから、また止まるはず」と決めつけてしまうと、思わぬ方向に一気に持っていかれてしまいます。
レジスタンスラインやサポートラインは、「必ず止まる壁」ではなく、「抜けたら流れが変わりやすい境界線」でもあります。
この記事では、FX初心者向けにレジスタンスライン・サポートラインを超えた場面で、どんな考え方をすればいいのかを解説します。
反発だけでなく、「抜けたあとの動き」も想定できるようになり、トレードの幅を広げていきましょう。
なぜ「超えたところ」を狙うのか
①反転よりも分かりやすい判断
前回は、反転ポイントとしての水平線を学びました。
ただし、反転狙いはどうしても難易度が高くなります。
なぜなら、
「本当に反転するのか」
「ただの一時的な調整なのか」
判断が難しいからです。
そこで初心者におすすめなのが、レジスタンスやサポートを“超えたあと”を狙う考え方です。
すでに相場が動いた「結果」を確認してから入る。
これだけで、判断は一気にシンプルになります。
②相場参加者の行動が変わる瞬間
レジスタンスやサポートは、多くの人が意識している価格帯です。
そこを超えるということは、
これまでとは需給のバランスが変わったというサインになります。
売りが抑えられていた場所を上に抜けた。
買いが支えていた場所を下に抜けた。
ここは、相場の空気が変わるポイントです。
ブレイクとは何か
①ブレイク=突破
レジスタンスやサポートを超えることを、ブレイクと言います。
ただし、大切なのは「一瞬超えた」ではありません。
明確に超えて、定着したかが重要です。
ヒゲだけで抜けた。
すぐに戻された。
これらは、ブレイクとは考えません。
②終値が超えているかを見る
ブレイクを判断するときに、必ず見るのが終値です。
ローソク足が、レジスタンスの上で確定した。
サポートの下で確定した。
これが、最初の条件になります。
終値は、その時間足の結論です。
ブレイク後に起きやすい動き
①押し戻し・戻りが発生する
ブレイクした直後、価格は一直線に進むとは限りません。
一度、戻ることが多いです。
これを、押し戻し・戻りと言います。
ここで重要なのが、
元のレジスタンスがサポートとして機能するか。
元のサポートがレジスタンスとして機能するか。
いわゆる、役割転換です。
②役割転換は強力なサイン
役割転換が起きると、
「超えたのは本物だった」
という確認ができます。
初心者は、ここを狙うのがベストです。
焦って飛び乗る必要はありません。
戻りを待つ。
これが、勝率を上げるコツです。
初心者がやりがちなブレイクの失敗
①ヒゲブレイクに飛びつく
一瞬抜けたように見える。
慌ててエントリー。
すぐ戻される。
これは典型的な失敗です。
必ず、終値を待ちましょう。
②ブレイク=即エントリー
ブレイクした。
すぐ入る。
これも危険です。
特に、値動きが荒い場面では注意が必要です。
ローソク足と組み合わせた判断
①勢いのあるローソク足か
ブレイクするローソク足に、勢いがあるか。
実体が大きい。
ヒゲが少ない。
こうした条件がそろうほど、信頼性は高まります。
②トレンド方向と合っているか
上位足が上昇トレンド。
その中での上方向ブレイク。
これは、非常に相性がいい形です。
流れに逆らわないことが、何より大切です。
次に学ぶべきこと
ここまでで、エントリーの考え方がかなり具体的になってきました。
次回は、エントリーと必ずセットになる。
「ストップロス(損切り)」の考え方について解説します。
勝つためではなく、生き残るための超重要テーマです。
まとめ|ラインは「止まる場所」でもあり「動き出す合図」でもある
レジスタンスラインやサポートラインは、過去に多くの注文が集中した価格帯です。
そのため、反発することもあれば、エネルギーをためたあとに一気に抜けていくこともあります。
ラインを超えた場面では、「もう効かない線」ではなく、「相場の流れが変わる可能性が高いポイント」として考えることが大切です。
反発とブレイク、両方のシナリオを頭に入れておくことで、相場に置いていかれにくくなります。
次回は、実際にエントリーしたあとに必ずやるべき「ストップロスの設定」について、具体的に解説していきます。