【FX初心者ロードマップ第16話】レンジ相場でも上位足のトレンド方向を意識してトレードする

FX初心者ロードマップ

レンジ相場になると、「どこでも逆張りしていい」と感じてしまう人は少なくありません。

実際、教科書的には「レンジ=高値売り・安値買い」と説明されることも多いです。

しかし、同じレンジ相場でも、なぜか負けが続く人と、比較的安定している人がいます。

その違いのひとつが、「上位足のトレンドを意識しているかどうか」です。

この記事では、FX初心者向けにレンジ相場でも、なぜ上位足のトレンド方向を無視してはいけないのかを解説します。

レンジ相場だからこそ、環境認識の重要性をここでしっかり押さえておきましょう。

なぜレンジ相場は難しく感じるのか

①上下どちらにも動くから迷う

レンジ相場は、上にも下にも動きます。

そのため、

「上で売って、下で買えばいい」

と考えがちです。

しかし実際には、

上で売ったつもりが、そのままブレイク。

下で買ったつもりが、ズルズル下落。

こうした失敗が頻発します。

②レンジを「独立した相場」と考えてしまう

多くの初心者は、

レンジ相場を単体で見てしまいます。

しかし、どんなレンジ相場も、

必ず、より大きな時間足の中に存在しています。

この視点がないと、

方向感のないトレード

になってしまいます。

上位足のトレンドとは何か

①時間足は必ず入れ子構造になっている

FXのチャートは、

すべてがつながっています。

5分足の動きは、

1時間足の一部。

1時間足の動きは、

4時間足や日足の一部です。

つまり、

レンジ相場は「調整」であることが多いのです。

②上位足の流れが最優先

短期足がレンジでも、

上位足が上昇トレンドなら、

基本は「上に抜けやすい」と考えます。

逆に、上位足が下降トレンドなら、

下に抜けやすい。

この前提があるだけで、

レンジ内の判断は一気に楽になります。

レンジ相場での基本戦略

①上位足の方向に有利な方だけ狙う

上位足が上昇トレンド。

下位足はレンジ。

この場合、

レンジ下限からの「買い」を優先します。

レンジ上限からの売りは、

見送るか、かなり慎重に。

両方やらない勇気が大切です。

②逆方向は「抜けやすい側」と考える

上位足が上昇トレンドのとき、

レンジ上限は、

反発ポイントであると同時に、

ブレイク候補でもあります。

そのため、

無理に逆張りしない。

これが、事故を防ぐコツです。

具体的なトレードイメージ

①上位足が上昇トレンドの場合

4時間足:上昇トレンド。

15分足:レンジ。

この場合、

レンジ下限+反発サインで買い。

利益確定は、レンジ上限。

または、ブレイクしたら一部伸ばす。

売りは、基本見送り。

②上位足が下降トレンドの場合

考え方は、逆になります。

レンジ上限からの売りを優先。

レンジ下限からの買いは、控える。

常に、

「どちらに抜けやすいか」

を意識してください。

初心者がやりがちなミス

①下位足だけを見て判断する

今、動いている足だけを見る。

これは、とても危険です。

必ず、

1つ上、2つ上の時間足を確認しましょう。

それだけで、

無駄なトレードは激減します。

②レンジ=逆張りと決めつける

レンジ相場でも、

常に逆張りが正解とは限りません。

上位足の流れ次第では、

順張りの準備段階でもあります。

次に学ぶべきこと

ここまでで、

相場環境を読む力がかなり整ってきました。

次回は、

フィボナッチ比率を使った判断方法を学びます。

「どこまで戻るか」を測る力を身につけていきましょう。

まとめ|レンジ相場でも「流れの向き」は存在する

レンジ相場は、どちらにも動かない停滞した相場に見えます。

しかし、時間足を上げて見てみると、実は大きなトレンドの途中であることも少なくありません。

上位足が上昇トレンドなら、下位足のレンジでは安値付近からの買いが有利になりやすく、下降トレンドなら高値付近からの売りが有利になりやすくなります。

レンジ相場でも「完全なフラット」はほとんど存在しない

この視点を持つことで、逆張りの精度は大きく変わってきます。

次回は、トレード判断の精度をさらに高めるために、フィボナッチ比率をどう生かすかを解説していきます。

ここまでで、FX初心者の基礎は一通り完成です

第0話から第16話まで、お疲れさまでした。

ここまで読み進めてきたあなたは、すでに「FX初心者として最低限必要な土台」をしっかり身につけています。

トレンドの考え方。

水平線やレジスタンス・サポートラインの見方。

エントリーと損切り、利益確定の設計。

そして、レンジ相場での環境認識。

ここまでの知識を組み合わせれば、自分で相場を見て、自分で判断し、自分でトレードを組み立てることができる状態です。

もちろん、ここから先も学ぶことはたくさんあります。

ただ、それらは「知らないと戦えない知識」というより、判断精度を高めるための武器になっていきます。

次回からは、フィボナッチ比率やトレンドライン、移動平均線、ボリンジャーバンドなど、テクニカル指標をどう使えば相場判断がラクになるのかを解説していきます。

まずは、ここまでの内容をぜひ何度もチャートで確認してみてください。

この「基礎編」を自分の中に落とし込めたかどうかが、今後の伸びを大きく左右します

次のステップは「テクニカルを増やす」ことではなく、「今の知識でどう判断するか」を磨くことです。

準備ができたら、次のステージへ進んでいきましょう。

前の話 第15話:レジスタンスラインとサポートラインから反発を狙う
次の話 第17話:フィボナッチ比率をトレードの判断に生かす

【投資に関する注意】

本記事の内容は、筆者の個人的な見解であり、特定の通貨ペアや金融商品の売買を推奨するものではありません。

FX取引は元本保証のないリスクを伴う金融商品です。

実際のトレードは、必ずご自身の判断と責任にて行ってください。

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