【FX初心者ロードマップ第6話】トレンドは複数のローソク足で判断する

前の話 第5話:ダウ理論はFXにそのまま生かしにくい理由とは?
次の話 第7話:反転ポイントに水平線を引く

ローソク足が1本大きく伸びると、「一気に動き出した」と感じてしまいますよね。

逆に、1本だけ強く逆行すると、「トレンドが終わったかも」と不安になることも多いはずです。

ですが、トレンドはローソク足1本で決まるものではありません。

ダウ理論でも示されている通り、相場の流れは複数の値動きが積み重なって形作られます。

この記事では、FX初心者向けになぜローソク足を「まとめて見る」必要があるのか、そしてどんな見方をすればトレンドを見誤りにくくなるのかを解説します。

1本の値動きに一喜一憂するトレードから卒業し、落ち着いて相場を見る感覚を身につけていきましょう。

なぜローソク足から学ぶのか

①すべてのテクニカルはローソク足の集合体

移動平均線。

ボリンジャーバンド。

MACDやRSI。

FXには、たくさんのテクニカル指標があります。

ですが、これらはすべてローソク足を計算した結果にすぎません。

つまり、元になっている情報はすべて同じ。

価格の動きです。

ローソク足を理解せずにインジケーターだけを見ると、

「なぜそのサインが出たのか」

が分からないままトレードすることになります。

まずは、相場の一次情報であるローソク足から学びましょう。

②ローソク足は市場参加者の心理そのもの

ローソク足は、ただの形ではありません。

その1本1本に、市場参加者の心理が詰まっています。

強く買われたのか。

途中で売りが出たのか。

最後はどちらが勝ったのか。

ローソク足は、戦いの結果報告書です。

ローソク足1本が表している情報

①始値・終値・高値・安値

ローソク足1本には、4つの価格情報があります。

始値。

終値。

高値。

安値。

これだけです。

たったこれだけの情報で、相場の状況を判断しています。

大切なのは、終値です。

終値は、その時間足で「最終的にどちらが勝ったか」を表します。

②陽線と陰線の本当の意味

陽線は、買いが勝った結果。

陰線は、売りが勝った結果。

ただそれだけです。

「陽線だから強い」

「陰線だから弱い」

と単純に考えないでください。

大事なのは、どこで、どんな陽線・陰線が出たかです。

ヒゲが語る相場の本音

①ヒゲは「否定された価格帯」

ローソク足のヒゲは、とても重要です。

ヒゲが長いということは、

一度はそこまで価格が動いた。

でも、最終的には否定された。

という意味になります。

ヒゲは市場からの「NO」です。

②上ヒゲと下ヒゲの違い

上ヒゲが長い場合。

高い価格帯が否定されています。

下ヒゲが長い場合。

安い価格帯が否定されています。

これは、サポートやレジスタンスを考える上で非常に重要です。

ローソク足は必ず複数本で見る

①1本だけで判断しない

初心者がやりがちなミスがあります。

それは、ローソク足1本で判断すること。

相場は流れです。

必ず前後関係があります。

最低でも3〜5本はセットで見るようにしましょう。

②ローソク足は文章として読む

ローソク足を、文章だと思ってください。

1本が1文字。

複数本で1文。

全体でストーリー。

この意識を持つと、急に意味が見えてきます。

初心者が最初に身につけるべき見方

①勢いがあるか、弱っているか

まず見るのは、勢いです。

実体が大きいか。

ヒゲが目立つか。

これだけで十分です。

②重要な価格帯で出ているか

どんな形でも、場所が悪ければ意味は薄いです。

水平線。

トレンドライン。

こうした重要な場所とセットで考えましょう。

次に学ぶべきこと

ここまでで、ローソク足が何を語っているのかが分かってきたはずです。

次回は、相場の反転ポイントを見つけるために欠かせない。

「水平線(サポート・レジスタンス)」について解説します。

ここから、いよいよエントリーに近づいていきます。

まとめ|トレンドは「ローソク足の流れ」で判断する

トレンドは、ローソク足1本の強さや弱さで判断するものではありません。

高値と安値がどう更新されているのか、複数のローソク足を並べたときにどんな流れになっているのか。

こうした「全体の形」を見ることで、相場の方向性ははじめて見えてきます。

1本に振り回されず、流れで判断するという意識を持つだけでも、無駄なエントリーや早すぎる損切りは大きく減っていきます。

次回は、こうして見えてきたトレンドの「節目」を探すために、反転ポイントへ水平線を引く考え方を解説していきます。

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