移動平均線の期間について考えると、「どの時間足で使えばいいのか」という疑問が出てきます。
5分足では効いているのに、1時間足では全然機能しない。
そんなふうに感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
ですが、移動平均線の中には、時間足が変わっても多くのトレーダーに意識されやすいものがあります。
この記事では、インジケーター編としてなぜ「どの時間足でも有効に機能しやすい移動平均線」が存在するのかを整理して解説します。
設定の正解を探すのではなく、「多くの人が見ている視点」を理解していきましょう。
なぜ時間足を変えると判断がブレるのか
①時間足ごとに見え方がまったく違うから
1分足では上昇している。
5分足ではレンジ。
1時間足では下降トレンド。
このように、
時間足を変えると、相場の印象は簡単に変わります。
その結果、
「結局どっちなの?」と判断がブレてしまいます。
共通の基準がないこと
が、原因です。
どの時間足でも有効とはどういう意味か
①同じ考え方で使えるということ
「どの時間足でも有効な移動平均線」とは、
どの時間足に表示しても、
同じ役割として使える移動平均線のことです。
時間足ごとに、
考え方を変える必要がない。
判断ルールを統一できる
これが最大のメリットです。
多くのトレーダーが意識する移動平均線
①20期間移動平均線
20期間移動平均線は、
非常に多くのトレーダーに使われています。
短期すぎず、長期すぎない。
押し目・戻りの判断にも使いやすい。
時間足を変えても、
似た役割を果たしやすいのが特徴です。
最初の1本として最適
だと言えます。
②75期間・200期間移動平均線
75期間や200期間の移動平均線は、
環境認識に使われることが多い線です。
特に200期間は、
世界中のトレーダーが意識しています。
価格がこの線を上にあるか下にあるか。
それだけで、
相場の大きな方向を判断できます。
時間足をまたいだ移動平均線の使い方
①上位足で方向を決める
まずは、
上位足(1時間足・4時間足など)を確認します。
移動平均線が上向きで、価格が上。
この場合、
下位足では買い目線だけを考えます。
方向は上位足で決める
のが鉄則です。
②下位足ではタイミングだけを見る
下位足では、
移動平均線への押し目や戻りを探します。
ここでは、
エントリーのタイミングだけに集中します。
方向とタイミングを分けることで、
判断は驚くほどシンプルになります。
初心者がやりがちな失敗
①時間足ごとに期間を変えてしまう
1分足は5期間。
5分足は20期間。
1時間足は75期間。
このようにバラバラにすると、
判断基準が崩れます。
まずは、
同じ期間を、すべての時間足に表示する。
ここから始めましょう。
おすすめのシンプル構成
初心者におすすめなのは、
20期間+75期間(または200期間)。
この2本だけです。
・20期間 → 押し目・戻り
・75/200期間 → 環境認識
役割を明確に分ける
ことで、迷いはなくなります。
次に学ぶべきこと
移動平均線を時間足をまたいで使えるようになったら、
次は、複数の移動平均線を組み合わせてトレンドを捉える方法に進みます。
相場の強弱を、さらに明確にしていきましょう。
まとめ|移動平均線が機能する理由は「多くの人が見ているから」
移動平均線が機能するかどうかは、計算式の精度だけで決まるわけではありません。
多くのトレーダーが意識しているかどうかが、大きなポイントになります。
時間足が違っても意識されやすい移動平均線は、自然とサポートやレジスタンスのような役割を果たします。
移動平均線は「万能だから効く」のではなく、「見ている人が多いから効く」。
この視点を持つことで、移動平均線を過信することなく、冷静に判断材料として扱えるようになります。
次回は、複数の移動平均線を同時に使い、トレンドをより立体的に捉える考え方を解説していきます。
【投資に関する注意】
本記事の内容は、筆者の個人的な見解であり、特定の通貨ペアや金融商品の売買を推奨するものではありません。
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